健康診断で「E」と表示されても、その記号だけから状態は判断できません。判定記号の割り当ては健診機関や健康保険組合で異なります。まず結果票の凡例と、文章で書かれた受診指示を確認してください。
E判定の意味が一律ではない理由
健診の判定記号には全国共通の一つの並びがあるわけではありません。Eを「要精密検査」とする機関もあれば、「要治療」「治療継続」など別の区分に使う場合があります。
インターネット上のA〜E一覧を自分の結果票へ当てはめず、結果票に記載された凡例を正本として扱います。
結果票で確認する5項目
- 判定記号の凡例:Eが何を意味するか
- 指摘項目:LDL、中性脂肪、血圧、血糖など何が対象か
- 受診区分:再検査、精密検査、治療、治療継続など
- 期限:いつまでに、どこへ相談するか
- 問い合わせ先:健診機関や保健指導の窓口
結果票の記載が分かりにくい場合は、E判定の意味と次の手続きを健診機関へ問い合わせてください。
脂質のE判定でもLDL値だけを見ない
脂質項目にはLDLコレステロール、HDLコレステロール、中性脂肪、総コレステロールなどがあります。採血条件も確認します。
スクリーニング基準は、詳しい評価が必要な人を見つけるための目安です。既往歴、糖尿病、慢性腎臓病、年齢、喫煙などによって総合的な評価と目標が異なります。
LH比は補助的な計算値
LH比はLDLをHDLで割った値ですが、「本当のリスク」や血管の状態を単独で示す検査ではありません。アプリで計算できても、受診区分や治療方針を決めるためには使わないでください。
受診時に持参するもの
- 今回と過去の健診結果
- お薬手帳
- 市販薬・サプリを含む使用中のもの
- 家族の病歴で分かる情報
- 気になる症状と質問のメモ
受診先の指定がなければ、健診機関、かかりつけ医、一般内科へ確認できます。
食事記録の位置づけ
受診までの食事や運動を簡単に記録すると、普段の状況を説明しやすくなります。ただし、食事写真の解析は推定で、受診、診断、治療の代わりにはなりません。
詳しい受診準備は健康診断でE判定・要再検査|結果票の見方と受診準備で整理しています。
まとめ
- E判定の意味は結果票の凡例で確認する
- 文章で書かれた受診区分と期限を優先する
- LDL値やLH比だけで自己判断しない
- 不明点は健診機関または医療機関へ問い合わせる
- アプリは記録の補助として使い、受診の代わりにしない
急な胸痛、呼吸困難、片側の麻痺、ろれつが回らないなどの症状がある場合は、通常の再検査予約を待たず緊急の医療相談が必要です。




