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食事術・栄養知識

コレステロールが気になる人のおやつ選び|間食で意識したいポイント

更新: 2026.05.24
コレステAIコーチ編集部
コレステロールが気になる人のおやつ選び|間食で意識したいポイント

この記事の要点

  • 間食を選ぶ際はカロリーだけでなく「脂質(特に飽和脂肪酸)」の量を確認することが大切です。
  • 洋菓子やスナック菓子は控え、和菓子や素焼きナッツ、高カカオチョコレートなどを上手に取り入れましょう。
  • 1日の間食は200kcal以内を目安とし、午後3時頃までに食べるのが理想的です。
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「健康診断で悪玉(LDL)コレステロールや中性脂肪が高めと指摘されたけれど、毎日の楽しみであるおやつや間食がどうしてもやめられない…」そんなお悩みやジレンマを抱えている方は比較的多くいらっしゃいます。
コレステロール対策を始めると、真っ先に「間食は完全に禁止しなければならない」と考えがちですが、実は間食は意識してしも「悪」ではありません。
選ぶ食品や食べるタイミング、量をしっかりと意識すれば、不足しがちな栄養素を補う貴重なチャンスにもなり得ます。
この記事では、コレステロール値が気になる方に向けて、日常のシーンやライフスタイルに合わせたおやつ選びのコツをわかりやすく解説します。
和菓子と洋菓子の違い、カロリーと脂質の見方、そしてナッツや高カカオチョコレートなどの健康的なおやつの活用法について詳しく学んでいきましょう。

間食に対する結論と基本方針:コレステロールとの付き合い方

間食は「悪」ではない。選び方次第で味方になる

健康診断で数値を指摘されたからといって、これまで楽しみにしていた間食を突如としてゼロにするのは、精神的なストレスを招きやすく、長続きしない原因となります。
ストレス自体も健康管理においては大敵です。
結論から言えば、「間食=悪」という固定概念を捨て、自身の体に配慮した「質の高い間食」を選ぶことが、コレステロール管理を継続するための基本方針となります。
選び方を工夫することで、食物繊維やビタミン、良質な脂質など、日々の食事だけでは不足しがちな栄養素を補完することができます。

「カロリー」だけでなく「脂質(飽和脂肪酸)」に注目する

間食を選ぶ際、多くの方がパッケージの「カロリー(エネルギー)」だけを見てしまいがちです。
しかし、コレステロール対策においては、カロリーと同じくらい、あるいはそれ以上に「脂質」、特に「飽和脂肪酸」の量に注目することが極めて重要です。
飽和脂肪酸は、主に肉の脂身やバター、生クリームなどの動物性脂肪に多く含まれており、過剰に摂取すると血中の悪玉(LDL)コレステロールを増加させる大きな要因となります。
同じ200kcalのおやつでも、「脂質が少なく糖質がメインの和菓子」と「脂質がたっぷりの洋菓子」では、体への影響が全く異なります。

1日の間食の目安は「200kcal以内」

厚生労働省および農林水産省が推奨する「食事バランスガイド」においても、1日あたりの間食(菓子・嗜好飲料)の目安は「200kcal程度」とされています。
コレステロールや中性脂肪が気になる方は、まずはこの「200kcal」というラインを上限の目安として設定しましょう。
もちろん、3度の食事でカロリーを十分に摂取している場合は、間食の分だけ1日の総カロリーをオーバーしてしまう可能性があるため、夕食の主食を少し減らすなどの調整が必要です。

避けたいおやつと組み合わせ(NG例と理由)

コレステロールを管理する上で、特に注意が必要な食品とその組み合わせについて解説します。
これらは「脂質(特に飽和脂肪酸)+糖質」の組み合わせであることが多く、習慣化すると健康リスクを高める可能性があります。

洋菓子は「飽和脂肪酸」の塊になりやすい

ケーキ、クッキー、シュークリーム、マカロン、ドーナツなどのいわゆる「洋菓子」は、製造過程でバター、生クリーム、ショートニング、マーガリンなどの油脂が大量に使用されています。
これらには飽和脂肪酸や、一部にはトランス脂肪酸が含まれていることがあり、LDLコレステロール値を上昇させる直接的な原因となり得ます。
例えば、ショートケーキ1個(約100g)には、おおよそ15g〜20gもの脂質が含まれています。
これは、1日全体で摂取すべき脂質の目標量に対して比較的大きな割合を占めてしまいます。

スナック菓子と甘いジュースの組み合わせは要注意

ポテトチップスやコーンスナックなどのスナック菓子は、油で揚げているため脂質が比較的高く、さらに塩分も多く含まれています。
ここに、砂糖がたっぷり入った炭酸飲料や甘いカフェオレなどを組み合わせてしまうと、脂質と糖質の過剰摂取となり、中性脂肪を急激に増やす原因にもなります。
中性脂肪の増加は、結果的に悪玉コレステロールを小型化させ、より動脈硬化のリスクを高める一因になると考えられています。

菓子パンをおやつ代わりにするリスク

メロンパン、クロワッサン、デニッシュ、クリームパンなどの菓子パンは、「パン」という名前がついていますが、成分的には洋菓子とほぼ同じです。
バターやマーガリンが生地にたっぷり練り込まれており、脂質もカロリーも比較的高くなります。
小腹が空いたからといって、菓子パンをおやつ代わりに日常的に食べる習慣は、コレステロール管理の観点からは頻度を控えたいです。

取り入れたいおすすめのおやつ(OK例と理由)

では、具体的にどのようなおやつを選べば良いのでしょうか。
コレステロール対策をサポートし、心置きなく楽しめる健康的な間食の例を詳しく紹介します。

洋菓子の代わりに「和菓子」を選ぶメリットと注意点

どうしても甘いものが食べたい時は、洋菓子よりも「和菓子」を選ぶのが基本ルールです。
お団子、大福、羊羹、おまんじゅう、カステラ、干し芋などは、主に米や小豆、砂糖から作られており、バターや生クリームを使用しないため、「脂質が極めて少ない」という大きなメリットがあります。
小豆には食物繊維やポリフェノールも含まれており、健康維持に役立ちます。
ただし、脂質が少ないとはいえ、砂糖による「糖質」はしっかりと含まれています。
糖質の摂りすぎは中性脂肪の増加に繋がるため、いくら食べても良いわけではありません。
「1日200kcal以内」のルールを守り、お茶と一緒にゆっくりと味わうようにしましょう。

高カカオチョコレート(カカオ70%以上)の賢い活用法

チョコレート好きの方には、カカオ含有量が70%以上の「高カカオ(ハイカカオ)チョコレート」がおすすめです。
カカオ豆には、抗酸化作用を持つカカオポリフェノールが豊富に含まれており、LDLコレステロールの酸化を防ぐサポートをすることが期待されています。
ただし、チョコレートの脂質(ココアバター)は飽和脂肪酸も含むため、食べ過ぎは禁物です。
1日あたり3〜5枚(約15g〜25g、おおよそ80〜140kcal程度)を目安に、数回に分けて少しずつ食べるのが理想的です。

素焼きナッツは良質な脂質の供給源

アーモンド、くるみ、カシューナッツなどのナッツ類は、コレステロールが気になる方にとって理想的な間食の一つです。
ナッツに含まれる脂質の大部分は、オレイン酸やリノール酸、α-リノレン酸といった「不飽和脂肪酸」であり、LDLコレステロールの管理で注目される働きをサポートするとされています。
選ぶ際のポイントは、「食塩・油不使用(素焼き)」のものを選ぶことです。
おつまみ用の塩味が強いものや、油で揚げているものは避けましょう。
カロリーは高めなので、1日の目安は「片手ひとつかみ(約25g、約150kcal〜170kcal)」にとどめてください。

ヨーグルトで不足しがちな栄養素を補う

ヨーグルトは、カルシウムや良質なタンパク質を補給でき、さらに乳酸菌によって腸内環境を整えるサポートをしてくれます。
コレステロール対策として選ぶなら、「無糖(プレーン)」かつ、できれば「低脂肪」や「無脂肪」のタイプが選びやすい候補です。
甘みが足りない場合は、砂糖の代わりにバナナやリンゴ、ブルーベリーなどのフルーツを添えると、フルーツ由来のビタミンや食物繊維も同時に摂取できるため、比較的優秀なおやつになります。

シーン別・おやつ選びのコツ

洋菓子と和菓子の比較表

おやつを選ぶ際の指標として、一般的な洋菓子と和菓子の栄養成分の傾向を比較してみましょう。
項目洋菓子(ケーキ、クッキー等)和菓子(大福、羊羹等)
主な原材料小麦粉、バター、生クリーム、砂糖、卵小豆、米粉、小麦粉、砂糖、寒天
脂質(特に飽和脂肪酸)比較的多い(LDLコレステロール値に影響する要因)少ない(ほぼ含まれないものも多い)
糖質多い多い
カロリー比較的高い傾向やや高い傾向
コレステロールへの影響悪影響が出やすい脂質が少ない分、適量なら影響が少ない

コンビニでおやつを選ぶ際のチェックポイント

現代のライフスタイルにおいて、コンビニでおやつを買うシーンは多いでしょう。
以下のポイントを意識するだけで、選択の質が少しずつに変わります。
  • 栄養成分表示を意識して見る: パッケージの裏にある「脂質」の項目をチェックする癖をつけましょう。おやつ1食あたり、脂質が10g未満、できれば5g未満のものを選ぶのが理想です。
  • 「加工度が低いもの」を探す: 焼き芋、むき栗、干し芋、枝豆、おしゃぶり昆布などは、素材そのものを活かしており、脂質が低く食物繊維が豊富です。
  • 小分けパックを利用する: 大袋のお菓子は「つい食べ過ぎてしまう」リスクがあります。最初から食べきりサイズの小分けパックを購入し、強制的に量をコントロールしましょう。

食べる「タイミング」の重要性

何を食べるかと同じくらい、「いつ食べるか」も重要です。
日中に時間を決めて食べるのが、健康的なおやつの楽しみ方です。夜遅い時間の摂取は避けましょう。
間食はできるだけ日中に時間を決めて楽しみ、夕食後や就寝前の飲食は控えるようにしましょう。

具体的なメニュー・商品例と1日の調整方法

実際におすすめできる商品例

日常的に取り入れやすい、具体的なおやつの例をいくつか挙げます。
  • プレーンヨーグルト(100g)+冷凍ブルーベリー(30g): カロリー約70kcal、脂質約3g。さっぱりとしていて満足感があります。
  • 素焼きアーモンド(15粒程度): カロリー約90kcal、脂質約8g(良質な不飽和脂肪酸)。よく噛むことで満腹中枢が刺激されます。
  • みたらし団子(1本): カロリー約130kcal、脂質約0.5g。脂質を抑えつつ甘いものを楽しみたい時にぴったりです。
  • カカオ72%チョコレート(3枚): カロリー約85kcal、脂質約6g。コーヒーのお供に選びやすい候補です。

おやつを食べ過ぎてしまった日のリセット方法

どれだけ気をつけていても、「付き合いでケーキを食べてしまった」「旅行先で美味しいスイーツをたくさん食べてしまった」という日は意識してあります。
そんな時は、自己嫌悪に陥る必要はありません。
大切なのは、その日のうち、あるいは翌日までの食事で帳尻を合わせることです。
  • おやつで脂質を摂りすぎた日の夕食は、揚げ物や肉料理を避け、白身魚の刺身や冷奴、具沢山の野菜スープなど、極力「低脂質」なメニューにする。
  • 糖質を摂りすぎた場合は、夕食のご飯(白米)の量を半分にするか、思い切って抜いておかずだけにする。
このように「1日(あるいは数日)トータルでのバランス」を意識できれば、コレステロール管理は確実に上手くいきます。

よくある質問(FAQ)

Q. 間食は完全にやめなければいけませんか?
A. 完全にやめる必要はありません。食べる種類や量を工夫し、1日の総カロリーや脂質量を調整すれば、ストレスなくコレステロール対策を続けることができます。
Q. どうしても甘いものが食べたい時はどうすればいいですか?
A. 脂質が少ない和菓子(お団子や羊羹など)や、食物繊維が含まれる干し芋、フルーツを選ぶのがおすすめです。ただし、糖質は含まれるため食べ過ぎには注意しましょう。
Q. 和菓子ならいくら食べても大丈夫ですか?
A. 和菓子は洋菓子に比べて脂質は少ないですが、砂糖や炭水化物による糖質が多く含まれます。中性脂肪を上げる原因になり得るため、1日200kcal以内という目安を守ることが重要です。
Q. おやつを食べるのに適した時間はありますか?
A. 夜遅い間食を避け、日中に量を決めて楽しむのがおすすめです。
Q. フルーツはおやつ代わりになりますか?
A. はい、フルーツはビタミンや食物繊維が豊富で、健康的な間食として優れています。ただし、果糖が含まれるため、1日あたりの適量(例えばリンゴなら半分程度)を守ることが大切です。

まとめ

コレステロールが気になる方の間食・おやつ選びは、「我慢するもの」ではなく「賢く選ぶもの」です。
ポイントを改めて整理しましょう。
  • 洋菓子やスナック菓子に潜む「脂質(飽和脂肪酸)」を避ける
  • 甘いものが食べたい時は、脂質の少ない「和菓子」を選ぶ
  • 素焼きナッツ、高カカオチョコ、ヨーグルトで良質な栄養を補給する
  • 1日の間食は200kcal以内を目安にし、夜遅い時間の摂取は控える
  • 食べ過ぎた日は、その後の食事で脂質と炭水化物を調整する
コレステAIでは、毎日の食事を記録しながら、脂質や食事バランスの目安を確認できます。健康診断後の食生活を見直すきっかけとして活用できます。

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著者情報

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