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食事術・栄養知識

コレステロールが気になる人の外食選び|居酒屋・イタリアン・中華のメニューで意識したいポイント

更新: 2026.05.24
コレステAIコーチ編集部
コレステロールが気になる人の外食選び|居酒屋・イタリアン・中華のメニューで意識したいポイント

この記事の要点

  • 外食は油や塩分が多いため、飽和脂肪酸を減らし食物繊維を増やすメニュー選びが鍵となります。
  • 天ぷらやとんかつなどの揚げ物を避け、刺身や焼き魚など魚中心のメニューを選ぶことが推奨されます。
  • 居酒屋、イタリアン、中華などジャンル別の賢い選び方を身につけることで、無理なく管理を続けられます。
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健康診断でLDLコレステロールの数値を指摘されたけれど、自炊する時間もないし、これでは改善できない…」と諦めていませんか?外食は自炊に比べて脂質や塩分をコントロールしにくいのは事実ですが、決して「外食=悪」というわけではありません。
選び方の「基準」と「ちょっとしたコツ」を持っておけば、日々の外食を楽しみながらでも十分に食事管理は可能です。
この記事では、コレステロールが気になる方向けに、外食時に意識したい具体的なポイントや、居酒屋・イタリアン・中華といったジャンル別のメニュー選びをわかりやすく解説します。

コレステロールが気になる人の外食に関する結論と基本方針

外食を利用する際、コレステロールが気になる方が常に持つべき基本方針は、「目に見えない油(飽和脂肪酸)をいかに減らすか」「食物繊維をいかに毎食追加するか」の2点に尽きます。
外食メニューは、見栄えを良くし、万人受けする美味しい味付けにするために、自宅での調理よりも圧倒的に多くの「油(脂質)」と「塩分」が使われています。
特に、お肉の脂身やバター、ラード、安価な植物油脂などに含まれる「飽和脂肪酸」は、摂りすぎると肝臓のLDL受容体の働きを低下させ、血液中のLDLコレステロールを増やしてしまう主要な原因となります。
そのため、「とりあえず定食を頼む」「お店のおすすめセットをそのまま頼む」のではなく、メインのおかずの調理法(揚げる、炒める、煮る、焼く、生)を確認し、できるだけ「油を落とす調理法」や「油をそもそも使わない調理法」を選ぶことが、外食を攻略する最大のポイントとなります。
また、外食では野菜不足に陥りやすいため、意識的に食物繊維(特に海藻やきのこ、オーツ麦などに含まれる水溶性食物繊維)を追加注文することが大切です。
水溶性食物繊維は、腸内でドロドロのゲル状になり、コレステロールの材料となる胆汁酸を包み込んで体外へ排出するのを助けるという、比較的重要な役割を持っています。

外食でやってはいけない!避けたいメニューと危険な組み合わせ

まずは、コレステロールが気になり始めたら極力頻度を控えたい、または注文する頻度を大幅に減らすべきメニューと組み合わせについて解説します。

1. 衣が厚い「揚げ物」メインのメニュー

とんかつ、天ぷら、鶏の唐揚げ、カキフライ、アジフライなどは、衣が調理油をたっぷりと吸い込んでいます。
同じ食材を使ったとしても、「揚げる」ことでカロリーと脂質量は一気に跳ね上がります。
特に、とんかつや天ぷらは、お肉の脂身(飽和脂肪酸)に加えて、高温で酸化しやすい揚げ油も大量に摂取することになり、脂質過多になりやすい典型です。
どうしても揚げ物が食べたい場合は、衣を少し剥がして残すか、「週に1回程度のご褒美」にとどめるという意識を持ちましょう。

2. 炭水化物+炭水化物の「糖質・脂質過多」セット

ラーメン+チャーハン、うどん+カツ丼、パスタ+ピザなどの組み合わせは、栄養素の大部分が糖質と脂質で構成されています。
過剰に摂取された糖質は、体内で「中性脂肪」として蓄えられやすくなります。
中性脂肪が増加すると、結果的に善玉(HDL)コレステロールが減り、悪玉(LDL)コレステロールが小型化して血管壁に入り込みやすくなるなど、脂質バランスを考えるうえで注目される要因となります。
また、こうしたセットメニューには野菜がほとんど含まれていないため、コレステロールの排出を助ける食物繊維が決定的に不足します。

3. こってり系の「洋食メニュー」

カルボナーラ、ドリア、グラタン、オムライス、ハンバーグなどは、生クリーム、バター、チーズといった乳脂肪(飽和脂肪酸)が大量に使われています。
これらは口当たりが良く、濃厚で美味しいですが、コレステロールが気になる方にとっては注意が必要なメニューの筆頭です。
洋食を選ぶ際は、これらではなく後述するような別の選択肢を探すのが無難です。

定番メニューの「置き換え」アイデア

外食で迷った際は、以下の「置き換えメニュー表」を参考にしてみてください。
迷いやすいメニュー頻度を控えたい理由代わりに選びやすい候補
とんかつ定食衣と脂身で脂質が多くなりやすい焼き魚定食、刺身定食
唐揚げ定食揚げ油と衣で脂質が増えやすい鶏むね肉のグリル、蒸し鶏
カルボナーラ生クリーム・チーズ・ベーコンで飽和脂肪酸が多くなりやすいトマトソースパスタ、魚介パスタ
ラーメン+チャーハン糖質と脂質が重なりやすいラーメン単品+野菜トッピング
酢豚揚げ調理+甘酢で脂質と糖質が多くなりやすい蒸し鶏、八宝菜、青菜炒め

コレステロール対策におすすめの組み合わせ

外食をする際、最もおすすめできるのは「和定食」のスタイルです。
一汁三菜(ご飯、汁物、主菜1品、副菜2品)を基本とした定食は、栄養バランスが整いやすいためです。

焼き魚や刺身がメインの定食を選ぶ

お肉や揚げ物ではなく、「刺身定食」や「焼き魚(ほっけ、鯖、鮭、アジなど)定食」を選びましょう。
魚の脂には、EPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)といった「多価不飽和脂肪酸」が豊富に含まれています。
これらは脂質バランスの維持に役立つ可能性があるため、コレステロールを気にする方にとって積極的に摂りたい良質な脂質です。

定食に追加したい小鉢

定食を頼む際、もし選べる小鉢があるなら、冷奴、ひじきの煮物、ほうれん草のお浸し、もずく酢、納豆などを追加しましょう。
豆腐や納豆などの大豆製品は、肉類に比べて飽和脂肪酸が少なく、良質な植物性たんぱく質を含みます。
海藻や野菜は、先述の通りコレステロールを体外へ排出するのを助ける「食物繊維」が豊富です。

【シーン別】居酒屋・イタリアン・中華での賢いメニュー選び

同僚との飲み会や、友人とのランチなど、どうしてもお店のジャンルが指定されるシーンは多々あります。
ここでは「居酒屋」「イタリアン」「中華料理」の3つのジャンルにおいて、何を避け、何を選ぶべきか具体的に解説します。

1. 居酒屋での選び方

居酒屋は単品メニューが豊富で、自分で食べるものをコントロールできるため、実は外食の中でも最もコレステロール対策がしやすいジャンルです。
  • 頻度を控えたいメニュー(NG):鶏の唐揚げ、フライドポテト、串カツ、ポテトサラダ、もつ鍋(脂が多い部位)、豚バラ串。これらは脂質が比較的多く、お酒が進むことでさらにカロリーオーバーを招きます。また、アルコールを摂取すると、肝臓はアルコールの分解を最優先に行うため、脂肪の代謝が後回しになり、中性脂肪が蓄積しやすくなります。
  • 選ぶべきメニュー(OK):刺身の盛り合わせ、焼き鳥(タレより塩、部位はささみや砂肝、レバーなど)、冷奴、枝豆、ほっけの開き、だし巻き卵、海藻サラダ。
  • ポイント:揚げ物やマヨネーズがたっぷりかかったものは避け、「生(刺身)」「焼く」「茹でる」といったシンプルな調理法のものを中心に組み立てます。お酒の席では、アルコールの吸収を穏やかにするためにも、野菜スティックや冷やしトマト、枝豆などを最初に頼んでおくのがおすすめです。枝豆や豆腐のたんぱく質とビタミン類は、肝臓の働きをサポートしてくれます。

2. イタリアンでの選び方

イタリアンはオリーブオイルをメインに使用するため、バターや生クリームを多用するフランス料理に比べればヘルシーですが、メニュー選びには注意が必要です。
オリーブオイルに含まれるオレイン酸(一価不飽和脂肪酸)は、悪玉コレステロールを減らしつつ善玉コレステロールを維持する働きがありますが、油であることに変わりはなくカロリーは高いため、摂りすぎは禁物です。
  • 頻度を控えたいメニュー(NG):カルボナーラやクリームソースのパスタ、チーズが大量に乗ったピザ、フリット(魚介や野菜の揚げ物)、ラザニア。
  • 選ぶべきメニュー(OK):魚介のカルパッチョ、アクアパッツァ(魚介の煮込み)、トマトソースやペペロンチーノのパスタ、ミネストローネスープ。
  • ポイント:メイン料理は、牛肉や豚肉のステーキよりも、白身魚や貝類を使ったシーフード料理(アクアパッツァなど)を選びましょう。また、パスタやピザの前に、なるべくグリーンサラダを注文し、ドレッシングは少なめにするか、別添えにしてもらってオリーブオイルと塩だけでいただくのが理想的です。

3. 中華料理での選び方

中華料理は全体的に油を多く使う調理法(炒める、揚げる)が多く、さらにとろみをつける片栗粉(糖質)も多用されるため、コレステロール管理の観点からは難易度が高めのジャンルです。
  • 頻度を控えたいメニュー(NG):酢豚、エビマヨ、春巻き、鶏の唐揚げ、油淋鶏、チャーハン、あんかけ焼きそば。酢豚は、野菜とお肉を炒める前に「豚肉を油で揚げる」工程が入っていることが多く、さらに甘酢の糖質も加わるため、脂質と糖質のダブルパンチになります。
  • 選ぶべきメニュー(OK):バンバンジー(蒸し鶏)、八宝菜(油控えめ)、青菜の炒め物(ニンニク炒めなど)、海鮮スープ、クラゲの冷菜。
  • ポイント:中華料理は1皿のボリュームが多いため、なるべく複数人でシェアし、1人当たりの油の摂取量を減らしましょう。また、炭水化物であるチャーハンやラーメンでコースを締めるのではなく、卵スープやワカメスープで満足感を高めるのがコツです。

外食で失敗しないためのチェックリスト(選び方のコツ)

外食先でメニューを開いたときに、以下のチェックリストを思い出して判断基準にしてみてください。
習慣化すれば、メニュー選びで迷うことはなくなります。
チェック項目具体的な判断基準・アクションその理由
調理法を確認する「揚げる」「炒める」よりも、「生(刺身)」「焼く」「蒸す」「茹でる」を選ぶ。油の使用量が圧倒的に少なくなり、余分な脂質(飽和脂肪酸)の摂取を防げるため。
主菜(メイン)の食材豚肉や牛肉よりも、鶏肉(皮なし)、魚介類、大豆製品を選ぶ。肉の脂身にはLDLコレステロールを増やす飽和脂肪酸が多いが、魚の脂には良質な不飽和脂肪酸が多いため。
ソースや味付けマヨネーズ、バターソース、ホワイトソースよりも、ポン酢、塩、醤油、トマトソースを選ぶ。こってりしたソースには乳脂肪や卵黄が多く含まれ、見えない脂質の温床になるため。
野菜・海藻の追加単品メニューにはなるべくサラダや小鉢(ひじき、もずくなど)を追加する。水溶性食物繊維が腸内でコレステロールを吸着し、体外へ排出するのを助けるため。
腹八分目でストップ定食のご飯は「少なめ」をオーダーする。大盛り無料の誘惑に乗らない。糖質の過剰摂取は中性脂肪を増やし、脂質代謝全体のバランスを悪化させるため。

1日単位でバランスをとる「リセット術」

外食の席で、どうしても揚げ物やこってりした料理を食べなければならない場面もあるでしょう。
付き合いで断れない場合は、その場で神経質になりすぎず、美味しく食事を楽しむことも心の健康(ストレス対策)には比較的大切です。
ストレスもまた、コレステロール値に悪影響を与える要因の一つだからです。
重要なのは、「1食でバランスを意識しやすいを求めず、1日(あるいは2〜3日)単位でトータルの脂質量と栄養素のバランスを調整すること」です。
例えば、昼食のランチで同僚と「とんかつ定食」を食べてしまった場合、その日の夕食は徹底的に油を控えます。
湯豆腐、温野菜のサラダ、わかめのお味噌汁、オートミールなど、消化が良くあっさりしたメニューにして、1日のトータルの飽和脂肪酸摂取量を抑えましょう。
翌日の朝食と昼食も、魚や大豆製品を中心にし、野菜を多めに摂ることで十分に「リセット」が可能です。
外食が続いたときこそ、ご自身の食べたものを客観的に振り返ることが重要です。
人間の記憶は曖昧なため、食べたものを記録する習慣をつけると、自然と「昨日お肉を食べ過ぎたから、今日は魚にしよう」「野菜が足りていないな」という意識が芽生えます。
専用のスマートフォンアプリ(iOS専用アプリ「コレステAI」など)を活用して日々の食事を写真やテキストで記録し、AIのフィードバックを受けながら管理を続けるのも、モチベーションを維持する上で一つの有効な手段です。

よくある質問(FAQ)

Q. 外食では何を選べばよいですか?
A. 刺身定食や焼き魚定食など、魚がメインの和食が選びやすい候補です。魚の脂にはEPAやDHAが含まれ、健康的な食事をサポートします。洋食ならステーキよりシーフードグリルやアクアパッツァを選びましょう。
Q. 外食で頻度を控えたいメニューはありますか?
A. とんかつや天ぷらといった衣の厚い揚げ物メニュー、そして「ラーメン+チャーハン」や「パスタ+ピザ」のような炭水化物と脂質が重なる組み合わせは控えましょう。飽和脂肪酸や糖質の過剰摂取につながりやすくなります。
Q. 仕事の付き合いで居酒屋に行く場合、どう対策すればよいですか?
A. 揚げ物やマヨネーズを使ったメニューを避け、冷奴、枝豆、お刺身の盛り合わせ、焼き鳥(塩)、ほっけの開きなどを中心に注文しましょう。お酒を飲む場合は、適量を心がけ、チェイサー(水)を挟むことが大切です。
Q. ランチでコンビニやファストフードを使う場合のコツは?
A. おにぎりだけ、パンだけといった単品食べを避け、なるべくサラダ(海藻入りなど)や具沢山のスープ、ゆで卵などを組み合わせるようにしてください。マヨネーズたっぷりの惣菜パンや、揚げ物のお弁当は避けるのが無難です。
Q. 1日全体でどのように食事のバランスを調整すればよいですか?
A. 昼食で脂っこい外食をしてしまった場合は、夕食は豆腐や野菜を中心とした鍋やスープなど、あっさりしたメニューにして、1日のトータルでの脂質量を調整するよう心がけましょう。

まとめ

外食におけるコレステロール対策は、「選ぶ力」を身につけることが役立つ可能性があります。
  • 揚げ物と炭水化物の重ね食べを避け、調理法(焼く・煮る・蒸す・生)を意識する
  • お肉より魚メイン(刺身や焼き魚)の和食定食を第一候補にする
  • 居酒屋・イタリアン・中華などジャンルごとのNG・OKメニューを把握する
  • 食べ過ぎた場合は、前後1〜2日の食事で脂質をリセットする
外食が多くても、これらのポイントを少し意識するだけで、食事の質は見直しやすくなります。
「この外食メニュー、脂質はどれくらいだろう?」「今日の食事のバランスは大丈夫かな?」と気になったら、iOS専用アプリ「コレステAI」で食事を記録して数値を確認し、ご自身の食生活を客観的に見つめ直す習慣をつけてみましょう。
毎日の小さな選択の積み重ねが、健康的な生活習慣の維持に役立ちます。
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コレステロール値の異常や体調に不安がある場合は、自己判断せず、必ず医療機関(内科や循環器内科など)を受診し、専門医のアドバイスに従ってください。また、現在治療中の方や服薬中の方は、食事や運動の変更について事前に担当医にご相談ください。

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著者情報

コレステAIコーチ編集部 公式コラム

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