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予防・改善法

コレステロールが高い人がやってはいけないNG習慣10選

更新: 2026.03.03
コレステAIコーチ編集部
コレステロールが高い人がやってはいけないNG習慣10選

この記事の要点

  • 菓子パン・バター・揚げ物などの飽和脂肪酸がLDLを最も上げやすい食習慣
  • 喫煙はHDLを10〜15%低下させ、LDLを酸化させて動脈硬化を直接促進する
  • 運動不足はHDLを低下させ、週150分の有酸素運動でHDLが5〜10%上昇する
  • ストレス・睡眠不足はコルチゾールを増やしてLDLを10〜20%上昇させる
  • 野菜・食物繊維不足は腸内のコレステロール排出機能を著しく低下させる
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「食事に気をつけているのにコレステロールが下がらない」という人は、知らずにNG習慣をしている可能性があります。この記事では、LDLを上げてしまう10個の習慣と、その具体的な改善策を解説します。
コレステロールを下げるためには、「何を食べるか」だけでなく「何をしてはいけないか」を知ることが重要です。
健康診断でLDLが高いと言われた方、なかなか数値が改善しない方は、この記事でNG習慣をチェックしてみてください。
📚 関連記事: LDLの基本は「LDLコレステロールとは?完全ガイド」で解説しています。

NG習慣ワースト10

1. 🥐 菓子パンを毎日食べる

なぜNG?
菓子パンは飽和脂肪酸(バター、ショートニング)糖質の両方を大量に含みます。LDLと中性脂肪の両方を上げる最悪の組み合わせです。
菓子パンがコレステロールに悪い理由は3つあります。
① 飽和脂肪酸が多い
バター、マーガリン、ショートニングには飽和脂肪酸が豊富。これが肝臓でのLDL合成を促進します。クロワッサン1個(約45g)には約8gの脂質が含まれ、そのうち約5gが飽和脂肪酸。これは1日の上限(約13g)の約40%に相当します。
② トランス脂肪酸を含む可能性
安価なマーガリンやショートニングにはトランス脂肪酸が含まれることがあります。トランス脂肪酸は「LDLを上げ、HDLを下げる」という最悪の作用を持ちます。
③ 糖質が中性脂肪に変わる
糖質の過剰摂取は中性脂肪に変換され、結果的にLDLパターンを悪化させます。
菓子パン脂質飽和脂肪酸糖質
クロワッサン20g12g26g
メロンパン10g4g58g
デニッシュ18g8g35g
✅ 改善策
  • 朝食をご飯+納豆+味噌汁に置き換え
  • オートミール(β-グルカンがLDLを下げる)
  • 全粒粉パン+アボカド(良質な脂質)
  • 週1回のご褒美程度に抑える

2. 🧈 バター・マーガリンを多用する

なぜNG?
バターは飽和脂肪酸の塊です。大さじ1杯(12g)に約7gの飽和脂肪酸が含まれます。これは1日の推奨上限の半分以上。毎朝パンに塗るだけで、知らず知らずに過剰摂取となります。
バターとマーガリンの違い
種類飽和脂肪酸トランス脂肪酸LDLへの影響
バター◎ 多いほぼなし上げる
硬いマーガリンやや多い含む可能性上げる
ソフトマーガリンやや少ない少ないやや上げる
なぜ飽和脂肪酸がLDLを上げるのか
飽和脂肪酸は肝臓のLDL受容体の働きを低下させます。LDL受容体は血中のLDLを回収する役割を持つため、これが減ると血中LDLが上昇します。
✅ 改善策
  • エキストラバージンオリーブオイルに置き換え(オレイン酸がLDLを下げる)
  • パンにはアボカドを塗る(不飽和脂肪酸が豊富)
  • 調理には菜種油米油を使用
  • バターを使う場合は週に大さじ2杯以内

3. 🍟 揚げ物を週3回以上食べる

なぜNG?
揚げ物の問題は揚げ油にあります。外食やスーパーの揚げ物は繰り返し使った油を使用していることが多く、酸化した油は動脈硬化を促進します。
揚げ物のカロリーと脂質
揚げ物カロリー脂質飽和脂肪酸
とんかつ(1枚)463kcal36g10g
鶏の唐揚げ(5個)380kcal25g7g
エビフライ(3本)290kcal18g3g
コロッケ(1個)210kcal14g4g
出典: 文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」より算出
問題点は「揚げ油」
  1. 酸化油脂: 繰り返し加熱された油は酸化し、体内で炎症を引き起こす
  2. トランス脂肪酸: 高温調理で生成される可能性
  3. 過酸化脂質: 血管内皮を傷つける
✅ 改善策
  • 揚げ物は週1回までに制限
  • エアフライヤーで油なし調理
  • オーブン焼きで代替(パン粉焼きなど)
  • 衣を薄くする、衣を外して食べる
  • 自宅で新鮮な油で調理する

4. 🥩 肉の脂身・鶏皮を好んで食べる

なぜNG?
脂身や鶏皮は飽和脂肪酸の宝庫。特に豚バラ肉は100gあたり35g以上の脂質を含み、その多くが飽和脂肪酸です。「肉を食べる=悪い」ではなく、部位の選び方が重要です。
肉の部位別・脂質比較
部位脂質(100g)飽和脂肪酸おすすめ度
鶏むね肉(皮なし)1.9g0.5g⭐⭐⭐
鶏もも肉(皮なし)5.0g1.5g⭐⭐
鶏もも肉(皮付き)14.2g4.3g
豚ロース(脂身なし)5.6g2.0g⭐⭐
豚バラ肉35.4g14.6g
牛ヒレ肉4.8g1.9g⭐⭐⭐
牛カルビ32.9g13.5g
出典: 文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」
なぜ鶏皮がNGなのか
鶏皮100gには約48gの脂質が含まれます。焼き鳥の皮1本でも約5gの脂質を摂取することになります。
✅ 改善策
  • 鶏むね肉・ささみを積極的に選ぶ
  • 調理前に皮と脂身を取り除く
  • 赤身肉(ヒレ、もも赤身)を選ぶ
  • 週に2〜3回は魚をメインにする
  • 焼肉ではカルビよりハラミ・ロースを選ぶ

5. 🚬 喫煙する

なぜNG?
喫煙はHDLを10〜15%低下させ、LDLを酸化させます。酸化LDLは血管壁に入り込みやすく、動脈硬化を直接促進します。1日1本でもリスクは上昇します。
喫煙がコレステロールに与える影響
  1. HDL低下: 喫煙者は非喫煙者より平均5〜10mg/dL低い
  2. LDL酸化: タバコの活性酸素がLDLを酸化させる
  3. 血管内皮障害: ニコチンが血管を傷つける
  4. 血液凝固促進: 血栓ができやすくなる
禁煙後の回復
  • 禁煙2週間: 血行が改善
  • 禁煙3ヶ月: HDLが上昇し始める
  • 禁煙1年: 心臓病リスクが半減
  • 禁煙5〜10年: 非喫煙者と同等レベルに
✅ 改善策
  • 禁煙外来を受診(保険適用あり)
  • ニコチンパッチ・ガムを活用
  • 禁煙アプリでモチベーション維持
  • 減煙ではなく完全禁煙を目指す(減煙では効果薄い)

6. 🛋️ 運動を全くしない

なぜNG?
運動不足はHDLを低下させ、LH比を悪化させます。HDLは運動によって最も効果的に増やせる脂質です。週150分の有酸素運動でHDLが5〜10%上昇することが研究で示されています。
運動の効果
運動量HDL変化LDL変化中性脂肪変化
週0分基準基準基準
週75分+3%-3%-5%
週150分+5〜10%-5%-10〜15%
週300分+10〜15%-8%-20%
なぜ運動がHDLを増やすのか
運動により脂肪分解酵素(リポタンパクリパーゼ)が活性化し、HDLの産生が促進されます。また、中性脂肪が燃焼されることで間接的にHDLも上がります。
✅ 改善策
  • まずは1日10分のウォーキングから
  • 通勤で1駅分歩く
  • エレベーターを階段に変える
  • 週3回・30分の早歩きを目標に
  • 運動が難しければ立つ時間を増やす
📚 関連記事: 詳しくは「運動でLDLを下げる方法

7. 🍺 毎日お酒を飲む

なぜNG?
適量のアルコールはHDLを上げる効果がありますが、毎日の過剰飲酒は中性脂肪を急上昇させます。特にビールや日本酒は糖質も多く、ダブルパンチです。
アルコールと中性脂肪の関係
アルコールは肝臓で中性脂肪の合成を促進します。毎日大量に飲むと、中性脂肪が300〜500mg/dLを超えることも珍しくありません。
適量とは?
種類適量(1日)純アルコール量
ビール中瓶1本(500ml)20g
日本酒1合(180ml)22g
ワイングラス2杯(200ml)20g
焼酎(25度)0.5合(90ml)18g
ウイスキーダブル1杯(60ml)20g
週2日は休肝日を
肝臓を休ませることで、中性脂肪の代謝が正常化します。
✅ 改善策
  • 週2日の休肝日を作る
  • 飲む日も適量を守る
  • ビール→ハイボール(糖質ゼロ)に変更
  • おつまみは枝豆・冷奴など低脂質を選ぶ

8. 🍰 甘い飲み物を日常的に飲む

なぜNG?
清涼飲料水、甘いカフェラテ、エナジードリンク…これらに含まれる果糖ブドウ糖液糖は、肝臓で直接中性脂肪に変換されます。中性脂肪の上昇はLDLの「質」を悪化させます。
甘い飲み物の糖質量
飲み物(500ml)糖質角砂糖換算
コーラ56g約14個
サイダー50g約12個
甘いカフェラテ40g約10個
100%果汁ジュース55g約14個
スポーツドリンク31g約8個
「100%果汁」も注意
「体に良さそう」なイメージがありますが、果汁100%ジュースは果糖の濃縮液。食物繊維が除かれているため、血糖値を急上昇させます。
✅ 改善策
  • 水・お茶を基本飲料に
  • コーヒーはブラックまたは微糖
  • どうしても甘いものが欲しい時はゼロカロリー飲料
  • 果物はジュースではなくそのまま食べる

9. 😓 ストレスを溜め込む

なぜNG?
慢性的なストレスはコルチゾール(ストレスホルモン)を増加させます。コルチゾールは肝臓でのコレステロール合成を促進し、LDLを10〜20%上昇させることがあります。
ストレスがコレステロールに与える影響
  1. コルチゾール増加 → 肝臓でのコレステロール合成促進
  2. 暴飲暴食 → ストレス発散のための過食
  3. 運動不足 → ストレスで動く気力がない
  4. 睡眠不足 → 代謝の乱れ
睡眠不足も危険
睡眠時間が6時間未満の人は7〜8時間の人と比べ、LDLが高い傾向にあります。
✅ 改善策
  • 7〜8時間の睡眠を確保
  • 趣味の時間を意識的に作る
  • ウォーキングでストレス発散(運動効果も)
  • 瞑想・深呼吸でリラックス
  • 無理せず専門家に相談

10. 🥗 野菜・食物繊維をほとんど食べない

なぜNG?
水溶性食物繊維は腸内でコレステロールを吸着し、体外に排出する働きがあります。野菜不足はこの「自然なコレステロール排出機能」を活かせていない状態です。
食物繊維とコレステロール低下の関係
水溶性食物繊維は腸内で胆汁酸と結合し排泄されます。胆汁酸はコレステロールから作られるため、これが排泄されると、補うために血中コレステロールが使われ、結果的にLDLが低下します。
水溶性食物繊維が多い食品
食品水溶性食物繊維(100g)
オートミール3.2g
押し麦6.0g
ごぼう2.3g
わかめ2.0g
りんご0.5g
なめこ1.1g
✅ 改善策
  • 毎食拳1つ分以上の野菜を食べる
  • 朝食にオートミールを取り入れる
  • 味噌汁にわかめ・きのこを入れる
  • 白米を麦ご飯に変える
  • 間食をりんごやキウイに

まとめ:今日からできる改善策

NG習慣10選 まとめ

  1. 1. 菓子パン → オートミール・和食に
  2. 2. バター多用 → オリーブオイルに
  3. 3. 揚げ物頻繁 → 週1回、エアフライヤー活用
  4. 4. 脂身・鶏皮 → 赤身肉・皮なしに
  5. 5. 喫煙 → 禁煙外来へ
  6. 6. 運動ゼロ → 1日10分のウォーキング
  7. 7. 毎日飲酒 → 週2日休肝日
  8. 8. 甘い飲み物 → 水・お茶・ブラックコーヒー
  9. 9. ストレス → 睡眠7時間、趣味の時間
  10. 10. 野菜不足 → 毎食野菜、オートミール
すべてを一度に変えようとせず、まず1つか2つから始めてみてください。3ヶ月継続すれば、健康診断の数値に変化が現れるはずです。

専門家からのワンポイントアドバイス:今日からマネできる最強ルーティン

コレステロール対策に「魔法の薬」はありません。毎日の小さな積み重ね(ルーティン)こそが、3ヶ月後の数値を劇的に変える唯一の方法です。

✨ 血管年齢を若く保つ3つの新習慣

  • 朝起きたらコップ1杯の水を飲む
    睡眠中にドロドロになった血液に水分を補給し、血栓(血の塊)ができるリスクを下げます。
  • 「甘い飲み物」を「お茶・水」に変える
    カフェラテやエナジードリンクの糖分は、体内で中性脂肪や悪玉コレステロールの原料に直結します。
  • 夕食から就寝まで「3時間」空ける
    食べてすぐ寝ると、消費されなかったエネルギーが肝臓で脂質として合成・蓄積されてしまいます。
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📅 最終更新: 2026年03月 | 記事の内容は定期的に見直しています

著者情報

コレステAIコーチ編集部 公式コラム

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